AIで描いた表札デザインはそのまま作れる?職人が直すポイントを紹介

大円商店が推しているサービスの1つに【AI表札】というサービスがあります。
おかげさまで多くのお客さまにご利用いただいており、たくさんのユニークなサインを作らせていただいています。これらは私たちだけでは絶対に思いつかないお客様独自の世界観が生きたデザインなので、
とても作り甲斐があり、私たちもとても楽しく製作をさせていただいています。

しかし、実際に作ってみようとChatGPTやGeminiで表札のデザインを描いてみたら、思った以上に素敵なものができたけど、これって本当にこのまま作れるのだろうか?
そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか?

結論からお伝えすると、ほとんどのデザインは形にできます。
ただし、そのままの形状では製作できないので調整が必ず必要になります。

AIが描く絵と、実物の表札の間を埋めるのが、私たち職人のデータ調整の仕事です。

この記事では、実際のお問い合わせで調整した例をもとに、AIの画像を表札にするとき職人が直しているところをご紹介します。
ご自分のデザインを見ながら読んでいただくと、注文前のイメージがぐっと具体的になると思います。


離れているパーツはひとつに繋ぐ

切り文字の表札は、基本的に全体がひとつにつながった形で作ります。
ばらばらの小さなパーツを1つ1つ取り付けるのは、手間と難易度を考えるとあまり現実的ではありません。

AIで生成したデザインは、文字やモチーフが離れたまま描かれていることがよくあります。
例えば、下の作品では次のような箇所をつなぎ直しました。

・アルファベットの「i」の点
・名前の横に添えた小さな肉球


ばらばらのパーツがあると、パーツごとに取付ピンが付くため、制作・取付コストが高く、しかも横から見た時にピンがごちゃごちゃしてしまいます。
そこで自然なデザインで一体に繋ぐと見た目が整い、取り付けもしやすくなります。

AIの画像では離れていた肉球を、名前の下のラインとつなげたダックスフンドの表札


 細すぎる線や抜きは加工できる太さにする

AIは髪の毛のように細い線や、レースのような透かし模様も平気で描きます。
でも、金属の板から切り出せる線の細さには限りがあります。

たとえば、下の作品の印象的な「O」のデザイン。
これはステンドグラスをモチーフにしたデザインなのですが、細い格子を加工できる太さに調整しました。
先ほどのダックスフンドのデザインでは、輪郭の毛並みはできるかぎり残しつつ、耳の中の細い線は太くするか省く形にしています。

デザインの雰囲気を残したまま、どこをどういじるか。
ここがいちばん職人の腕が出るところです。

バラ窓の格子を加工できる太さに調整したHIRANOの表札


直径1.5mmの瞳と毛並みを残したダックスフンドの表札


「ここだけは残したい」を教えてください

AIのデザインを全部そのまま再現しようとすると、加工が難しくなってお値段も上がってしまいます。
そこで当店では、「この部分は必ず再現したい」というご希望を伺うようにしています。

ダックスフンドの表札では「腕のあたりの絶妙な毛の生え具合」「マロ眉は気持ち丸く」というこだわりを伺い、そこを大切に仕上げました。
こだわりが分かれば、それ以外の部分は思い切って整理できます。

調整したデザインは、ご注文前にサンプルデータでお見せしています。
気になるところがあれば、何度でもご相談ください。


お客様がAIで描いて職人が形にする。それが私たちのAI表札です。

AIのおかげで、誰でも頭の中のイメージを絵にできるようになりました。
それを実際に表札として形にするのが、私たちの仕事です。

これからAIでデザインを作る方は、プロンプトの例をまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。
▶ AI表札の作り方|Gemini・ChatGPTの使い方とプロンプト例

すでにデザイン画像がある方は、そのまま送っていただいて大丈夫です。
作れるかどうか、どこを調整するかを、職人の目で見てお見積りと合わせてお返事します。
▶ AI表札について詳しく見る
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愛知県東栄町の工房から、ひとつひとつ丁寧につくってお届けします。