装飾を削ぎ落とす、という選択|スレート表札【揺らぎ】の制作レポート

こんにちは。

今日は、お客様にお届けしたスレート表札【揺らぎ -Yuragi-】の制作実例をご紹介します。

玄昌石という天然石を使った、控えめだけど確かな存在感を持つ表札。
装飾を極限まで削ぎ落とした静かなデザインと、その制作の裏側を、写真とともにお伝えします。


スレート表札【揺らぎ -Yuragi-】とは

「揺らぎ」は、玄昌石(げんしょうせき)という天然石を使ったスレート表札です。

玄昌石は、古くから屋根材や床材として日本の建築に使われてきた石。
一枚一枚に独特の凹凸と陰影があり、まったく同じものは二つとして存在しません。

その石に、書体「OPTIMA(オプティマ)」で文字を彫り込みます。OPTIMAは1958年にドイツで生まれた書体で、セリフ体とサンセリフ体の中間にある、上品で気品のある佇まいが特徴です。

派手な装飾はなく、塗装による文字の強調もない仕上げです。
石本来の濃淡と、彫り込まれた文字の陰影だけでお名前を表現いたしました。


HARA様邸の制作事例 ── 苗字と番地、シンプルなレイアウト

HARA様からのご依頼は、苗字とご住所の番地を組み合わせた、シンプルなレイアウトでした。

「HARA」の下にラインを引き、その下に「5-5-17-4」と続く構成。装飾はそれだけ。
けれども、それだけだからこそ、書体の凛とした佇まいとスレートの自然な表情が際立ちます。

玄昌石の表面はよく見ると、波のような細かい模様や、わずかな起伏が刻まれています。これは長い年月をかけて石が自然に持っている表情。一枚一枚で表情が違うため、世界にひとつだけの一枚になります。


制作の裏側 ── レーザーで彫り込む工程

「揺らぎ」は、レーザー彫刻機でお名前を深く彫り込んでいきます。

玄昌石は天然石なので、加工中の素材の硬さや層の入り方が場所によって少しずつ違います。レーザーの強さを微調整しながら、深さが均一になるよう慎重に彫り進めていきます。




レーザーが石を削ると、白い細かな粉が舞い上がります。
彫刻が終わったあと、表面の粉を丁寧に払い落とすと石本来の暗いグレーと、彫り込まれた部分のさらに深い影が現れます。
光の当たり方によって、文字の見え方が静かに変わる。
これが「揺らぎ」という商品名の由来でもあります。

ただ、はっきりと視認性の高い文字をご希望の場合は、追加料金+7,700円で表札の文字部分に色入れをすることも可能です。この場合はレーザー加工ではなくサンドブラストという加工方法で文字を浅めに彫り込み、そこに色入れを行います。
商品価格に対して追加料金が高く感じてしまうかと思いますが、、加工方法と手間が大きく異なるため、追加料金が発生してしまいます。ご了承ください。


スレート表札「揺らぎ」の魅力 ── 装飾を削ぎ落とす、静かな存在感

「揺らぎ」という表札が目指しているのは、「主張しすぎない格調」です。

● 戸建ての玄関にも、マンションの玄関にも自然に馴染む
● 取付方法は、背面の脱着可能な専用金具でビス固定、またはテープ取付から選べる
● 引越し・メンテナンス時に取り外しやすい設計

新築祝いに、リフォームの節目に、引越しの記念に ── 「新しい暮らしが始まる、その静かな高揚」に寄り添う一枚として、ぜひ候補に入れてみてください。


【次回予告】サンドブラスト×色入れの実例も近日公開

実はもう一枚、別のスレート表札もちょうど完成したばかりです。

今回ご紹介したHARA様邸はレーザー彫刻の色入れなし版でしたが、次回はサンドブラストで彫り、文字に色を入れた一枚をご紹介する予定です。

同じ玄昌石を使った同じシリーズでも、彫り方と色入れの違いだけで、まったく違う表情になります。お楽しみに。


ご家族のお名前を、静かな一枚に

「玄関にこだわりたいけれど、派手にはしたくない」
「新築の落ち着いた佇まいに合う表札がほしい」
「世界にひとつだけの素材感を持つ表札を選びたい」

そんな想いの方には、スレート表札【揺らぎ】はきっとぴったり合うはずです。気になる方は、ぜひ商品ページもご覧ください。

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