2023/07/07 15:49
こんにちは!
アイアンと三河杉を組み合わせたオリジナル洗面台【Type-2】をご紹介です。
天板と棚板のみ木製で、あとは全て鉄で制作。(洗面器や給排水パーツは商品に含まれません!別途ご相談ください)

外観のほとんどがマッドブラックに塗装をしたアイアンで構成されているので、天板に使われている杉無垢材の暖かい色合いが良いアクセントになっています。
左右の扉はプッシュオープン式を採用。扉上部を軽く押すと、開閉機構のバネが扉をはねっ返して自然に扉が開きます。
そのため扉に取っ手が不要になったのであえて何も取りつけず、フラットなシルエットに仕上げました。



天板はウレタン塗装で防水加工済み
艶消し塗料を使っているので、変にツヤツヤせず自然な風合いですね!
オイル仕上げよりかは少し艶はあるけど、とても気に入っています。

無垢材の天板を使った洗面台は、無機質になりがちな洗面所に優しいぬくもりを与えてくれますね。
天板や棚板には愛知県産の「三河杉」を使用しています。
我々が生活する愛知県の奥三河エリアで伐採される杉が「三河杉」と呼ばれています。
奥三河で採れる三河材へのこだわりを記事にしました。
大円商店のアイアン家具がよりご理解いただけるかと思います。
無垢材の天板だと痛んだりしないか心配になる人もいるかと思います。
ウレタン塗料を薄く何度も塗り重ねることで、しっかり塗膜を作っていますので
水がかかったって、塗装が水滴をしっかり弾いています。
しかし1つだけ注意してもらいたいのがはねた水はそのままにはしないこと。
塗装が水を弾きますが、はねた水をいつも残しがちにしてしまうと塗装自体が痛んでしまう可能性がありますので、
その点だけご注意いただけるとより綺麗に使い続けることが出来ます。
制作風景も少しご紹介!

塗装前の状態はシルバーっぽい色をしていて、これはこれでカッコいいですね。

扉の開閉機構の調整はシビアな作業です。

塗装前の足付けも丁寧に。
足付けとは塗装の密着を良くするために細かい傷をつける作業です。
これを怠ると、塗装が剥がれてやすくなってしまいます。
つづいては木工作業

2枚の板を繋げて天板を制作します。
板と板の接合箇所は雇い実(やといざね)という方法で接着をしています。
木工用の接着剤を均一に塗り

彫った溝に合わせて作った実("さね"と読む)をさし込んでしっかり圧着。

接ぎ合わせの方法は色々ありますが、うちではこんな感じで幅の広い板を作っています。
杉は、画像の通り白い部分と赤い部分がハッキリ分かれているのが特徴です。
今回はあえて真ん中と手前に白い箇所を残し、2本の白いラインが入っているようなデザインにしました。
塗装が完了したら組み立て。この頃になると完成が間近で少し心に余裕が出てくるころ。

塗装が完了したら全てのパーツを組み立てて完成です。

オリジナル洗面台【Type-2】はセミオーダーでサイズ調整や色の変更が可能です。
商品についてのご質問はいつでもお気軽にお問い合わせください。
【お問い合わせフォームはこちら】https://x.gd/cr1ve
収納機能を廃したミニマルデザインの洗面台も製作をしました。
[参考価格]
W1200×D500×H700 ¥220,000(洗面器や給排水パーツは含みません)
最後までお読みいただきありがとうございました。