2025/09/16 06:00
先日、豊橋にある「メイカーズ・ラボとよはし」さんという施設を利用して、写真を使ったオリジナルパズルを制作しました。
完成した作品を手にしたときの感動と、最新のデジタル工作機械が持つポテンシャルを強く実感した体験でした。
写真を「かたち」に変える体験
普段、写真をもとにした猫ちゃんの表札制作をしている私たちにとって「写真をどう商品に活かせるか」というのはずっと考えてきたテーマのひとつです。今回は新たな経験として、思い出の写真をパズルにしてみました。

使ったのは高性能なレーザー加工機とUVプリンター。
まずはレーザー加工機でピースごとにカットし、その後写真をUVプリンターで直接パズルの素材に印刷を行います。
カットのスピードと精密さ、そして印刷の鮮やかさとには驚かされました。
ピースのつなぎ目も自然で、写真がそのまま立体的な作品になったような感覚です。
最新のデジタル工作機械がもたらす可能性
今回の制作を通じて、改めて「ものづくりの可能性は広がっている」と感じました。
これまではレーザー加工機を使った商品は、木材やアクリルといった素材にレーザーでカットや刻印を施すくらいのものだと考えていましたが、UVプリンターを使えばフルカラーの表現もでき、レーザー加工機を組み合わせることで複雑な形状も実現できます。
「写真をパズルにする」だけでも十分楽しいのですが、ここから先の展開を考えるとさらにワクワクしてきます。
たとえば、お子さんの成長記録をパズルにして飾る。結婚式や記念日の思い出をパズルにしてプレゼントする。
企業のノベルティや店舗のオリジナルグッズに応用することもできるのではと思いました。
今はまだ商品化していませんが…
今回制作したパズルは、施設で用意されている体験コースで作成したものです。
そのため、仮に商品化を考える場合でも、サイズ感や細かなデザインをさらに検討する必要があり、現時点では販売できる段階には至っていません。それでも自分の手で「写真がモノになる瞬間」を体験できたことは、大きな収穫となりました。
今回制作したパズルは、久しぶりに会う友人へのプレゼントとして贈りました。
何気ないワンシーンの写真でも、パズルにしてみるとどこか哀愁漂う良い作品になったと思います。
友人夫婦もとても喜んでくれました。

普段の表札づくりも、デザインのアイデアやお客様の要望をどう「かたち」にするかが大切です。
その意味で、今回の体験は日々の制作活動にも通じるものがありました。「いつかこれを商品として届けたい」そんな新しい目標も芽生えています。
メイカーズ・ラボとよはしについて
最後に、今回お世話になった「メイカーズ・ラボとよはし」さんについて少しご紹介します。
メイカーズ・ラボとよはしは、誰でも利用できるデジタル工作施設です。
レーザー加工機、UVプリンター、3Dプリンター、デジタルミシンなど、普段なかなか触れることのない高性能な機械が揃っていて、法人、個人問わず気軽にものづくりを体験できます。
スタッフの方々もとても親切で、初めて使う人にも丁寧にサポートしてくださいます。「やってみたい!」という気持ちがあれば、きっと新しい発見につながるはずです。
今回のパズル制作は、最新のデジタル工作機械の魅力を体感し、今後の商品開発のヒントを得るきっかけとなりました。
これからもこうした体験を通して、新しい商品づくりに挑戦していきたいと思います。
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