2025/08/11 06:00
「せっかく表札をつけるなら、他にはない特別なものを選びたい」
そんなお客様におすすめしたいのが、無垢材×金属のコンビネーション表札です。
今回ご紹介するのは、花梨(かりん)という木の“瘤杢(こぶもく)”といわれる希少な部位を使った表札。
一点物の無垢材に、ステンレスの文字を組み合わせたデザインです。

「均一じゃないから、美しい」——無垢材が放つ自然の個性
木材は自然が生み出した素材です。
中でも今回使用した花梨の瘤杢(こぶもく)は、通常の板目や柾目とは全く異なる表情を持っています。
瘤杢とは、木の幹にできた“こぶ”のような部分から切り出される部位で、
波打つような複雑な杢目や、玉杢、縮杢などが入り混じった幻想的な木目模様が魅力です。
同じ形、同じ表情のものは一つとしてなく、まさに自然が生み出した“アートピース”。
この唯一無二の板に、ステンレスの切り文字を組み合わせ、落ち着きのある佇まいに仕上げました。

素材を引き立てる、シンプルな構成と手仕事
金属部分は、耐候性に優れたステンレス(6mm厚)を使用しています。
ワイルドな板とのバランスを見ながら、研磨や塗装の工程も丁寧に行い、
木と金属、それぞれの質感が引き立つよう設計しました。
無垢材の仕上げには屋外用の防腐処理を施しています。
実はこの板、あまりに希少なため「雨ざらしになる屋外用にはもったいないかもしれない」と、
別の板材をご提案しようとしていたのですが——
お客様がこの板をとても気に入ってくださり、
「どうしてもこの瘤杢で作りたい」とご希望されたため、
防腐処理をしっかりと施したうえで制作させていただきました。
その想いに応えるように、表札も美しい仕上がりとなりました。
防腐処理をしても定期的なメンテナンスは必要になりますが、お送りいただけましたら当店で承っています。
雨風に晒されて、次第に表情が変化していく様も楽しんでいただけたらと思います。

「素材の力」をそのまま届けたい
私たちがこの表札で大切にしているのは、「飾らず、素材の良さをそのまま伝えること」。
木目は一つひとつ違います。
まっすぐじゃないからこそ、どこか温かみがあり、やわらかさがあります。
ステンレスの凛とした質感と、自然の木の表情。
その対比が、お家の玄関やお店の入口に“品のある存在感”をもたらしてくれます。
今回使用した花梨の瘤杢は、入荷できる数も限られた希少材。出会えるタイミングも一期一会です。
常に在庫があるわけではありませんが、今後も魅力的な杢目を持つ無垢材の仕入れを続けていく予定です。
気になる方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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